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【風水の科学】運気上昇!絶対選びたい土地7選

 

地学、防災などの専門的な立場から、たくさんの土地と住宅をみてきました。その経験から、風水の主張には、科学的にみて妥当だろうと思うことがたくさんあります。

この記事では、数多く土地・建物を見てきた私の経験から、科学的に妥当であろう風水の主張をピックアップし、「運気上昇!絶対選びたい土地7選」としてランキング形式で紹介いたします。

この記事はこんな方におすすめです。

こんな方におすすめ

  • 土地を購入予定・検討されている方
  • 風水に適した土地を知りたい方
  • 風水と科学の関係をちょっとだけ知りたい方

 

まずこれだけは知っておく

絶対選びたい土地として、前提となる次の2つは知っておいてください。これは古来風水の考え方の基本となるものです。

ココがポイント

安全に、そして安心して暮らすことができる土地

健康的で、幸せな人生が送ることができる土地

 

【第1位】土砂災害リスクの少ない土地

重要度★★★★★

土砂災害リスクの少ない土地に住むべきです。その理由は以下のとおりです。

土砂災害が発生しやすい土地は、

人の命の危険が及ぶことがある

土砂災害が発生する土地は、繰り返し災害が発生する可能性が高い

土砂災害には、土石流、がけ崩れ、地すべりなどがありますが、このような土地には特有の地形的特徴があります。

風水はもともと地形を読み解く学問でした。風水では「風、水、空気を読む」と表現されますが、現代の地形学、地質学、防災学の知見から、土砂災害が発生しやすい土地を読むことができるのです。

現代の地形学、地質学、防災学は「風水の現代科学版」と言えるでしょう。

地形を読み解くには専門的知識が必要です。しかし、一般の知識がない方でもハザードマップで簡単に調べることができます。

ハザードマップでは、大まかに土砂災害が起こりやすい土地を知ることができます。ハザードマップを調べて、土砂災害リスクの少ない土地かどうか調べてみましょう。ぜひご活用ください。

※出典:国土交通省 ハザードマップポータルサイト

 

【第2位】じめじめしていない土地

重要度★★★★★

風水では「陰にこもる」と表現されますが、「じめじめした土地」を嫌います。「しめじめしていない」土地を選びましょう。

じめじめした土地は、地表水や地下水がその土地に集まって、水の逃げ場がない状態です。そのような土地は、地形学的にみて、集水地形を示し、地質学的には、水が地下に浸透しない構造となっています。また環境的に、日当たりが悪い、風通しがよくないといったことも原因です。

水が滞留すると、じめじめの不快感だけでなく、カビ、細菌、害虫を繁殖させ、ときには深刻な健康被害をもたらすので、要注意です。

数多くの土地と住宅を見てきましたが、じめじめした土地で悩んでおられる方が、本当にたくさんいらっしゃいます。あとになって後悔するよりは、初めに「じめじめした土地」を避けておいたほうが無難でしょう。

※参考記事 【土地の湿気】じめじめリスクと対処法

 

【第3位】日当たり・風通しのよい土地

重要度★★★★☆

高温・多湿となる日本では、日当たり・風通しを重視しましょう。じめじめした土地になることを防ぐことになるからです。

①南東にある土地

南東の角地は理想です。朝日を浴びると体の調子が整うからです。ただし、南東の角の土地でも、周囲の建物が障害となっていては意味がありません。

②南に開けた土地

南に開けた土地は、日当たりもよく、風通しもよいためおすすめです。風水では南に開けた土地は良いとされています。

風の方向ではなく、風通しやすさを重視!

風水では、南北に風が通り抜ける土地がよいとされています。しかし、南北という方向には少し懐疑的な意見を持っています。

確かに周辺の地形が、風水的に理想状態であれば、結果として、南北に風が通り抜けていきます。

しかし、土地の開発が進んだ現代においては、地形改変の規模、建物、人工施設、そして道路1本あるだけで、風向きが複雑に変化します。そこで、南北という風の向きにこだわる必要はなく、まずは、風が通り抜けやすい土地かを重視したほうがよいでしょう。

高温・多湿となる夏場に、風を通しやすい土地だとよいでしょう。

 

【第4位】景観が良い土地

重要度★★★☆☆

高台にある土地

地域によっても異なりますが、高台はやや古い地質で、地盤が安定していることが多い土地です。もちろん景観もよく、日当たり、風通しもよいことが多いため、選びたい土地といってよいでしょう。

ただし、高台にあってもポツンと孤立した土地は、弧峯独秀(こほうどくしゅう)と言われ、逆に良くない土地だと言われています。

傾斜がある土地

住宅の前面が低く、背面が高い土地を「晋土」といい、良い土地となります。住宅の前面は、南向きであることが条件です。反対に、住宅の前面が高く、背面が低い土地を「楚土」と呼びます。このような土地は避けたほうがよいので注意してください。

一般に、斜面にはがけ崩れ、地すべり等の危険があります。このような土地は風水的に良い土地であったとしても、土砂災害リスクがあるので絶対に避けてください。

土砂災害の起こりやす場所を、ハザードマップから調べることができます。

※出典:国土交通省 ハザードマップポータルサイト

自然豊かな公園、緑が近くにある土地

自然豊かな公園や、緑が近くにあるとよいとされています。

 

【第5位】長方形の土地

重要度★★★☆☆

風水では長方形の土地を好みます。長方形はデッドスペースができにくく、必然と日当たりや風通しが良くなり、湿気もたまりにくいので、長方形の土地を選びましょう。

なお、三角形のほか、特殊な形状をした土地は避けたほうが無難です。

【第6位】角の土地

重要度★★★☆☆

角地の良さは何といっても、日当たり・風通しの良さでしょう。風水では南東が最も良いとされています。

【第7位】道路との相性が良い土地

重要度★★☆☆☆

道路が東にある土地

道路が東に面していると、朝日が差し込みやすいため、よいとされます。

道路が南にある土地

道路が南に面していると、日当たりがよいため、よいとされます。

 

番外編1:河川に近い土地

日本の平野は狭く、必然的に河川の近くの土地に住むこともあることでしょう。河川に近い土地は、実は地形学的に複雑で、広い視野と、狭い視野を持って考える必要があります。風水ではよいとされる土地でも、洪水リスクがあったりします。深く分析をして判断する必要があります。

自然堤防に位置する土地

河川の氾濫によってできた、周辺よりも少し高い土地(微高地)を自然堤防と呼びます。昔の集落は、住環境の良さから自然堤防の上に作られました。特徴としては水はけがよく、畑に利用されることもありました。

自然堤防は「じめじめしにくい土地」なので、風水的にも良いとため挙げてみました。

ただ、自然堤防がどこにあるのか、微地形を解読する必要があり、一般の人が自然堤防を見つけることは難しいかもしれません。私のほうで大まかに調べることは可能ですので、興味ある方はご相談ください。

※(準備中)土地の微地形判読

川沿いの土地

風水では、東側に川が流れているのは良いとされています。次いで西側となります。ただ個人的にはどちらかに川があるのではなく、その「景観」が重要だと思います。川が濁っていたり、異臭を放つようではマイナスとなりますになるので避けましょう。

日本は国土が狭いため、河川整備(注が進み、昔は氾濫が多発した絶対住めないような土地でも、今では住めるようになりました。そのため、川沿いにも人々が密集するようになりました。

他方、本来住めないところに人が住むわけですから、河川堤防が決壊するようなことになれば、洪水、浸水の被害は免れません。最近の洪水被害はメディアで報じられているとおりです。

したがって、確かに景観は大切ですが、日本では洪水・浸水リスクを十分に考慮して土地を選びたいところです。洪水・浸水リスクも、ハザードマップで調べることができます。ぜひ調べてみてください。

※出典:国土交通省 ハザードマップポータルサイト

注)河川整備等土木工事は、見方を変えると風水における対処法の1つと言えます。

 

番外編2:履歴が明確な土地

履歴が明確な土地を選びましょう。

土地を調べてみたら、地中から産業廃棄物、コンクリートがら、昔の基礎がでてくることもあります。土地を買っってからでは「後の祭り」となってしまいます。履歴が明確な土地を選んでください。

法務局で土地の登記を調べると、過去の地名がわかりますし、地目からは、過去に「ため池」だったとか、「田んぼ」だったとか確認できます。調べてみましょう。

法務局で土地の登記を調べると、過去の地名がわかりますし、地目からは、過去に「ため池」だったとか、「田んぼ」だったとか確認できます。

 

コラム:四神相応(しじんそうおう)

 

風水では地形・地質を、「龍」、「穴」、「砂」、「水」で表現し、理想の土地を探していきます。中国の長安、日本の平安京、江戸などの昔の都は、四神相応に従って建設されました。

「龍」

いわゆる「気」を「龍」に例えて表現します。「気の流れ」とは、科学的に解釈すると、水の流れ、空気の流れ、光の流れ、などエネルギーの流れを指します。

龍は中国における伝説上の神獣で、天から「気」が、山々を伝って降りてくると信じられていました。

「穴」

「穴」とは「気」が集まり、吹き出すところです。そして「龍」の住む「穴」は「龍穴」といい、このような土地に住むと、「気」を十分に受けられる、と信じられていました。

「砂」

「砂」とは「龍穴」を守る土地のことです。「龍穴」の近くにある、小高い丘や山を指します。

「水」

「水」とは河川、湖、海などを指し、「水」の流れがないと「気」の力を活かせないと考えられていました。

四神相応の土地

土地の中央には「龍穴」があり、北に龍が降りる山、西は北よりも低い山、丘、大道、東にはさらに低い小高い丘や河川、南は湖、海などがあり開けている土地が、理想とされています。

風水の理想である土地を、方位の守り神である神獣、すなわち、北の「玄武」、西の「白虎」、東の「青龍」、南の「朱雀」に例えて、「四神相応」の土地と呼ばれています。

まとめ

風水について徹底的に調べ、私なりに分析してみました。風水は、およそ次の2つを目的としているようです。

人々が安全に、そして安心して暮らすことができること

健康的で、幸せな人生を送ることができること

この目的のために、暮らしの基礎となる「土地」の良しあしを見極め、その対処法をも準備しているのが風水ではないかと思います。

現代的にいうと、地形学・地質学、防災学、環境学そして心理学を駆使して、より幸せで健康的な生活をゲットするのが風水!!!と言ったところでしょうか。

たくさんの土地と家を見ているうちに、風水の主張には、現在の地形学、地質学、防災学、環境学そして心理学で説明可能な事象がたくさんあることに気づきました。

だから、占いとかの範疇ではなく、風水を科学的角度から説明し、説明可能なことは「風水の科学」として今後も取り上げていきたいと考えています。

土地に欠陥があると、どんなに「風水的」に素晴らしい家に住んだとしても、幸せで健康的な生活は送れません。土地は暮らしの土台となるものなので、どんな土地に住むのかが最も大切です。

風水的に、理想の土地を手に入れることは難しいかもしれません。現実的には風水的に凶でなければ良しとしましょう。ときとして、風水で吉に変えることもできるのです。ちゃんと、対処法も教えてくれていますから。

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