英会話アプリ「duolingo(デュオリンゴ)」。
半信半疑で使ってみたのですが、結論から言えば「great!」。
私のような中高年のおじさんでも、簡単に使いこなせる優れものです。
そんな「duolingo」を、英語難民だった私の感想を交えながら、紹介してみたいと思います。
この記事は、こんな方に参考になるかと思います。
こんな方におすすめ
- 英語アプリDuolingoを検討されている方
- 海外旅行で英語を使いたい方
- 簡単な日常英会話を習得したい方
- 英語学習を何度も挫折した方
- スキマ時間に英語を学びたい方
Duolingoとは
Duolingoは、世界中で最もダウンロードされている外国語学習無料アプリです。
英語だけでなく、世界中の言語が学習可能です。
とにかく操作が簡単。私のようなスマホ音痴でも簡単に使えます。
もちろんPCからでも、学習することができます。
「語学は難しくて楽しくないし、お金と時間がかかる。」
そんなイメージをDuolingoは、変えてくれるかもしれません。
Duollingoの学習者は、リーディングとリスニングにおいて、4学期分を終了した大学生と同等の好成績を収めました。
Duolingoサイトより
詳しくは、Duolingoの公式サイトをご覧ください。
Duolingoのレベル
Duolingoの「学習対象者のレベル」と、最後まで学習を続けたときの「最終到達レベル」をみていきましょう。
学習対象者レベル
Duolingoの学習対象レベルは、初級レベルの方です。
私のように、「読む」「書く」はできる。でも「聞く」「話す」ができない。
こんな英語難民の方も対象者でしょう。
最終推定到達レベル
最終到達レベルは、おそらく中級レベルでしょう。
私の推定ですが。
学習を続けたら、最終的には普通に会話ができるレベルにはなると思います。
中学校と高校1年位の英語を網羅した感じかなと思います。
75日間学習の成果
75日間学習を続けてきた成果としては、次の2つが良かったと感じています。
- 初歩的な英語が、聞き取れるようになったこと
- 瞬時に意味を理解することが、できるようになったこと
ちょっとだけ、私の学習例を見てみましょう。
次の日本語を、瞬時に英語で話せますか?
例1)彼は手に負えません。
次の英語を瞬時に日本語にできますか?
例2)The activity is open to the public.
英語難民の私は、これをすぐに理解したり、表現することができませんでした。
でも、いまは瞬時に理解し、表現も発音もできます。
例1)彼は手に負えません。
⇒He is out of control.
例2)The activity is open to the public.
⇒その活動は、一般公開されています。
Duolingoの特長
Duolingoをおすすめしたい理由は、そのいくつかの特長にあります。
学習目標は自分で決める
自分で学習目標を決められるので、good!です。
アプリをダウンロードすると、学習目標を設定できます。
1日の学習時間の目安によって、4種類の学習目標が設定されています。
4種類の学習目標
・カジュアル(5分/日)
・普通(10分/日)
・真剣(15分/日)
・マニアック(20分/日)
目標は、いつでも変更できるので、どれを選んでも構いません。
ちなみに、私は「普通」を選びました。
次に、あなたの英会話レベルを聞かれます。
「初級者」、「中級者」、「上級者」のうち、どれかを選びます。
これも、自由に選んでよいと思います。
英会話レベルの選択
初級者
中級者
上級者
私は中学校・高校・大学で8年間、英語を勉強してきましたが、全然、身に付きませんでした。
なので、迷わず「初級者」を選択しました。
英会話ができない人は(自分のことですが)、つまずくポイントは2つです。
つまずきポイント
- 何を言っているか聞きとれない
- 自分の考えていることがすぐに表現できない
たとえ中学校レベルの英語でも、何を言っているかわからないし、表現もできません。
このことを自分でわかっていたから、「初級者」を選びました。
ちなみに「中級者」、「上級者」を選ぶと、プレースメントテストがあります。
英語力を診断するテストです。自分の英語レベルが客観的にわかります。
こんな感じで、自分の実力によって学習目標が決められるのは、good!です。
徐々に難易度がUPする仕組み
徐々に難易度がUPする仕組みは、good!です。
多くの英語教材は、徐々にレベルアップする仕組みがないか、または不完全。
なので、途中で挫折してしまうのです。
私もそうでした。
ですが、この仕組みのおかげで、どこから英語がわからなくなるか、自分のレベルを客観的に知ることができます。
Duolingoの難易度はレベル1からレベル5まであります。
Duolingoの難易度 | レベル |
レベル1 | 入門 |
レベル2 | 入門~中学校1年生 |
レベル3 | 中学校2年生 |
レベル4 | 中学校2~3年生、高校1年生 |
レベル5 | ??? |
この表は、学習して感じたレベルです。
レベル1からレベル2は、とてもやさしく感じますが、だからといってスキップするのはもったいない!
簡単な英語でも、確実に聞き取る、発音することがとても重要なのです。
この単語は実はこんな発音するのか~、のように新しい発見があります。
例えば、アメリカ英語のwalkとwork。
walkはワークに近い発音、workはウォークに近い発音なのです注)。
恥ずかしながら、私は反対に覚えていました。
注)イギリス英語は、walkはウォークに近い発音です
無料アプリでリスクゼロ
次に、無料アプリであること。
多くの英語挫折者は、こう思っていると思います。
「高いお金を払って教材を買ったのはいいけど、挫折した。身につかなかった。」
その点、Duolingoは無料アプリなので、敷居が低いのです。
だから、まずはやってみると良いと思います。
自分に合っていなかったら、やめればいいだけですからね。リスクゼロです。
無料アプリのため、広告がしばしばでてきます。
気になる方は有料プランに変更しましょう。
学習方法はシンプル
初めてアプリを使う方でも簡単に学習できます。
学習方法はシンプルです。
- 音声を聞き取って意味を選択する。
- 音声を聞き取って英文にする。
- 表示される英文を発音する。
- イラストを見てその意味を選択する。
私が良いと思ったところは、英語を「聞く」、「話す」ことにも重点が置かれていることです。
これは、とても大切なポイントです。
文章を見ると、中学校の英語レベルで、もちろん意味も簡単に理解できます。
しかし、聞き取れない、正確に発音できないことが問題なのです。
簡単な単語、冠詞、代名詞でさえも聞き取れず、簡単な表現もできなかったりします。
しかし、毎日10分でも、「聞いて話す」を続けていると、わかるようになってきます。
私が苦手だった、「リダクション」、「リエゾン」とかも自然とできるようになります。
よく、英語は日々の積み上げが大切と言いますが、まさにその通りです。
時間・場所を選ばない
社会人になると、時間に制限があります。
英語を学習するために、まとまった時間を作ることも大変でしょう。
でも、スキマ時間は作ることができます。
Duolingoはモバイルフレンドリーなので、時間・場所を選びません。
通勤や通学、休憩のときなどスキマ時間で学習できます。
学習継続意欲の仕掛け
語学は継続して積み上げることが大切です。
でもたいていの人は、途中であきらめてしまします。
しかし、Duolingoには学習継続意欲をそそる仕掛けが、3つあるのです。
①ゲーム感覚
まず1つめに「ゲーム感覚」を取り入れたことでしょう。
各セクションをクリアすると、経験値が上がり、アイテムを手に入れことができます。「連続記録」を樹立すると、ロールプレイングゲームの「ゴールド」みたいな「ジェム」がもらえるご褒美があります。
この英語ロールプレイングゲーム要素こそが、継続しやすい仕掛けとなっています。
②競争
次に「競争」でしょう。
英語レベルに応じて、ブロンズ、シルバー、ゴールド、・・・、ダイヤモンドの10種類の「リーグ」があります。
各リーグでは、学習レベルに応じて順位がつけられていて、自分が何位にいるかわかります。
上位に入ると、次のリーグへ昇格し、下位に入ると降格します。
この「競争」の要素が、「今日も学習しよう」と思わせているのです。
③フレンド
最後に、「フレンド」の存在です。
Duolingoアプリ内では、友達を探せるようになっています。
ほかのDuolingo仲間とつながって、楽しく、効果的に学習ができるようになっています。
いろいろな国々の人々と、リアルで友達になることも可能です。
【参考】アプリ内課金
一応、アプリ内課金についても紹介しておきます。
Duolingoには 「Duolingo Prus」というアプリ内課金があります。
Duolingo Prusをすると、次のような利点があります。
- 広告をオフ
- オフラインモードで英語コースを学習できる
- 実力診断クイズ
- などなど
何日か経って、私は自分にあった学習ができると考えたので、迷わずDuolingo Prusに変更しました。
有料プランに変更すると、2020年10月現在、次の購読料が発生します。
Duollingo Prus | 購読料 |
1か月 | ¥1,400 |
6か月 | ¥5,100 (1か月あたり¥850) |
12か月 | ¥8,600 (1か月あたり¥717) |
個人的にはとってもリーズナブルと思います。
Duolingoの「気になるところ」
私が少し気になったことについて、触れてみたいと思います。
以下に紹介することは、批判としてではなく、今後の要望事項として捉えてくださいね。
発音の強化
英語難民の私は、「英語を聞き取る」「英語で表現(発音)する」ことができませんでした。
「聞き取る」「表現(発音)する」ことは、英語を使いこなす第一歩だと思うのです。
ですから、リエゾン、リダクションを含め、「発音」を強化するプランがあってもよいと感じています。
短縮形
学習していて、1つ少し気になったことがありました。
「not」の短縮形が出てこないのです。
例をみてみましょう。
The office isn’t at street level. (そのオフィスは1階にはありません。)
のように、自然な会話表現では「is not 」は短縮形「isn't」となります。
一方、Duolingoでは、
The office is not at street level.
と表現され、短縮形がでてこないのです。
Duolingoを深く学習している人なら、「否定形」を理解して欲しいために、短縮形を使っていないんだな、と気づくと思います。
が、やはり日常でよく使われる表現を重視して欲しいと思います。
日本語訳
日本語としては同じ意味なのに、少し言い回しを変えると、不正解になることがあります。
例えば、日本語表現の「~してましたか?」と「~していましたか?」に意味の違いは、ほぼありません。
ですが、Duolingoは「~していましたか?」を好んでおり、「~してましたか?」は不正解になることがしばしばあります。
まとめ
Duolingo
►Duolingoは多言語学習アプリ
►Duolingoの英語レベル
・対象者:初級レベル
・最終到達レベル:中級(通常日常会話レベル)
►Duolingoの特長
・学習目標は自分で決められる
・徐々に難易度がUPする仕組みがある
・無料アプリである
・学習方法がシンプル
・時間・場所を選ばない
・学習継続意欲の仕掛けがある
►Duolingoの課題
・発音の強化
・短縮形
・日本語訳
今後も、学習過程やDoullingoの「よいところ」、「わるいところ」を、学習者の立場から発信していきます。